1.はじめに
こんにちは。皆さんが普段何気なく病院で使っている保険証。病院での負担額が少なくなる以外にも、健康保険には様々な制度があるのをご存じですか?この記事では、健康保険という制度について説明しています。せっかく保険料を払っているのですから、制度について理解を深め、正しく活用していきましょう。
2.健康保険ってなんなの?
健康保険とは、国や公的な団体が保険者として運営している社会保険制度の一つです。
社会保険制度には、一般的に「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」の5種類があり、それぞれ「病気やケガ」「老齢」「介護」「失業」「労働災害」などのリスクに応じて、給付を行う仕組みになっています。
3.どんな給付があるの?
健康保険では様々な場面に応じて給付が行われます。病気やケガによって仕事を休んだときに受けられる「傷病手当金」。出産したときに受けられる「出産育児一時金」や「出産手当金」。被保険者や被扶養者が死亡したときに受けられる「埋葬料」。病院での支払いが高額になったときに受けられる「高額療養費」などがあります。
健康保険の給付の対象になるのは、あらかじめ国によって保険の適用が認められている療養に限られます。
4.「社会保険の健康保険」と「国民健康保険」について
健康保険には、企業などに雇用されて働く従業員が加入する「社会保険の健康保険」と、社会保険に加入していない人が加入する「国民健康保険」があります。それぞれ、保険料の計算方法や給付制度、条件などに違いがあります。
また、「社会保険の健康保険」の保険者は全国健康保険協会(協会けんぽ)や各健康保険組合であるのに対し、「国民健康保険」は市区町村が保険者となります。
5.さいごに
健康保険には、他にも退職後に加入できる任意継続の制度や、入院などにより医療費が高くなりそうな場合にあらかじめ申請して利用できる「健康保険限度額認定証」などの制度があります。別の記事では各給付ごとに細かく解説していくので、ぜひ一度読んでみてください。
健康保険をはじめとした社会保険の知識を身につけておけば、何かが起こった時でも冷静に対応できるでしょう。また、知らずに損をしてしまった、ということもなくなるかと思います。
一緒に社会保険について勉強していきましょう。
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